低価格のアパートで不動産投資!メリット・デメリット
4棟目に取得した物件は1000万円台の低価格アパートでした。なぜなら・・・
・収益物件購入体験記1(ワンルーム@神奈川県大和市)
・収益物件購入体験記2(木造アパート@神奈川県横浜市南区)
・収益物件購入体験記3(木造アパート@神奈川県横浜市西区)
この3つの物件を購入して、かなり自己資金が減少していたので、小さい物件でないと自分は購入が難しいと考え、小さいアパートを探しはじめました。
その10ヶ月後、不動産投資のポータルサイトをいつものように見ていると、ずっと売れ残っている物件が値下がりしていました。この物件。低価格のアパートだったので100万円、200万円下がるだけで利回りが大きく上がりました。
僕はいつも<次に買う物件の基準>をある程度イメージで決めています。それは融資、自己資金、今後の方向性から導き出すもので非常に重要な不動産投資戦略です。
不動産投資における低価格アパートのメリット
- 少しの価格変更や指値交渉で利回りが大きく上がる。
- 不動産投資の割には自己資金が少なくてすむ。
- 金融機関からの融資を受けやすい。
- 主要都市であれば路線価での土地評価が出やすい。
- 借入金が少ないので金利上昇の影響を受けずらい。
- 繰り上げ返済しやすく、無担保になれば共同担保として利用できる。
- 売るときも買主や金融機関を見つけやすい。
- 初心者や低属性でもスタートを切りやすく、不動産投資の基礎を学べば失敗しずらい。
- 副業として不動産投資を捉え、毎月10万円や20万円増やす人には向いている。
- 物件が小規模なので大規模修繕する際の費用も比較的安い。
不動産投資における低価格アパートのデメリット
- 規模が小さいのでいくら利回りがあっても(売価×利回り)=家賃収入の規模も小さい。
- 部屋数が4世帯などになる傾向が多く、4世帯の部屋が2世帯空くと50%の家賃しか入らない。
- 規模拡大に時間がかかるので不動産投資で毎月100万円や200万円を目指す人にはあまり向かない。戦略あって小さい物件を入れるのは有り。
- 高利回りであれば別ですが、規模が小さいアパートの場合、売却益も小さくなりやすい。
- 小さい物件ばかり増えてエリアが分散すると管理が面倒になる。
- メガバンクなど大型融資残高を稼ごうとしている銀行は嫌がる。
不動産投資のポータルサイトで物件を見つけて不動産会社に連絡する
この時の自分には低価格のアパートが、不動産投資としてのメリットが高かったので、狙いを定めてポータルサイトで物件を探し、それを見つけた僕はすぐに不動産会社に連絡をいれました。そこで、この不動産会社の担当が僕の顧問税理士とお付き合いがあるということが分かり、話はとてもスムーズに進んでいきました。
3月11日:物件を見つける
3月12日:物件を内見して150万円の指値、金融機関へ事前審査依頼をする
3月13日:指値が押し戻されて100万円引きで価格が決定する
3月22日:金融機関の本審査に必要な書類を全て送る
3月26日:1営業日で金融機関から本審査承認が出る
3月27日:金銭消費貸借契約をする
3月30日:決済・引渡しとなる
月の家賃収入100万円突破!この時の給料は30万円?
この時点でワンルームマンションからスタートして約1年10ヶ月が経過していました。
月100万円の家賃収入があっても借入金、運営費、固定資産税、税金など諸々差し引いたキャッシュフロー(手残り)が継続購入の鍵となります。
月に家賃収入が500万円や1000万円あっても支出の割合が多ければ、儲けることはできません。だから僕は購入時にしっかり<不動産と融資>のセットをして、できる限りプラスとマイナスを引き離せるように考えます。
(プラス)家賃収入=売価×利回り
(マイナス)借入返済=借入額・金利・融資期間
この購入した物件は築30年後半の古いアパートです。木造の法定耐用年数は22年ですが、それを大きく超える築古物件。法定耐用年数から逆算する金融機関が多い中、融資期間が短いとキャッシュフローが出ないので、融資期間が長く取れる三井住友トラスト・ローン&ファイナスから20年の融資を引き出しました。※今は築古木造に長期融資をする金融機関が増えているので融資の面ではやり易い環境になっていると思います。(2015年11月)
また、利回りも16%取れたので規模の割にはそこそこキャッシュフローが出ています。ただ、低価格の不動産投資でのデメリットを上記に記載したとおり、大きなキャッシュフローは出ません。全て差し引いた毎月のキャッシュフローは満室時で10万円程度です。
この物件は10ヶ月の給料・ボーナスと3つの不動産からのキャッシュフローで頭金2割と諸経費を入れて購入しました。その結果、融資も出やすくなり、頭金を入れたことでキャッシュフローもアップしました。
キャッシュフローの出る物件が増えれば増えるほど、お金が貯まるスピードは加速していきます。
<サラリーマンだけの収入の場合>
給料1:サラリーマン毎月5万円キャッシュフロー
※物件はありません。
毎月キャッシュフロー5万円となります。
<サラリーマンと不動産投資の収入の場合>
物件1:ワンルームマンションから毎月2万円キャッシュフロー
物件2:一棟木造アパート毎月20万円キャッシュフロー
物件3:一棟木造アパート毎月32万円キャッシュフロー
物件4:一棟木造アパート毎月10万円キャッシュフロー
給料1:サラリーマン毎月5万円キャッシュフロー
毎月キャッシュフロー65万円となります。
これがキャッシュフローの力です。スタート期にこの考え方を間違えると普通のサラリーマンで不動産投資に成功するのは難しくなるので、しっかりキャッシュフローを出すべきだと僕は考えます。
嫌いな人が多い、バス便!木造アパートを購入してペット可へ
この物件は2路線3駅のバス便ですが、周辺には高級住宅街があり環境は良好。周囲にはスーパー2件、コンビニ1件、公園、学校があるファミリーエリアです。
間取りは2DKタイプで全室南向きの角部屋、窓が多いので日当たりと風通しは抜群です。築古の割に建付けも良好。ボロアパートなので差別化を図るため、ペット可としています。
プロパンガス会社を変えることで設備を変えてもらい、ガス料金も下げることができました。オーナーにとっても入居者にとってもメリットがあるので、できる物件は全て同じプロパンガス会社に変更しています。
現在までで、全ての部屋のリフォームは大枠仕上がったので、今後は退去があっても小さな修繕で済みそうです。
4世帯アパートということもあって、2部屋空室になると稼働率が一気に50%となります。しかし、全体でみるという考え方もあります。すでに30室あればプラス4室で全体でみれば34室となります。売って儲けることができれば、規模の小ささという悩みもなくなります。
このように足したり、引いたり、掛けたりすることで成り立つ多面性があるので、僕は不動産投資をパズルとしても考えています。
緊急を要してやる必要はないですが外壁、階段等を塗装します@2016年8月
赤系でチャレンジしたかったのですが外壁の専門家からは赤は紫外線をもろに受けるので建物が悪くなるから見送るように言われ紺とベージュでシンプルにまとめました。Photoshopでの施工後イメージ写真
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