資本性借入金で債務超過を改善する!?


不動産投資の事業家としてファイナンシャルリテラシーをアップ!

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不動産投資は融資があることで成り立っています。そのファイナンシャルリテラシーをひとつひとつのブロックとして捉え、それをパズルとしてチェーンでつなぐことが継続的不動産投資には必要不可欠だと考えます。

直接、関連せずとも何かあった時に、そのリテラシーは役に立ちます。今日は資本性借入金(資本的劣後ローン、みなし資本金)について考えてみようと思います。

資本性借入金は金融庁が作成する「金融検査マニュアル」において規定された概念で「十分な資本的性質が認められる借入金」です。

金融庁では金融機関に対し、資本不足に直面しているものの、将来性があり、経営改善見通しがある企業には、資本性借入金の積極的な活用を検討するよう要請しています。

資本性借入金が資本とみなすことで、財務内容が改善され、新規融資が受けやすくなる場合もあります。

会計上のバランスシート(BS)は固定負債に計上しますが、日本銀行の資料からも金融機関が企業の財務状況等を判断するにあたって、負債ではなく、資本とみなすことができる借入金となっています。

例えば、債務超過(純資産の部のマイナス)が△1000万円の会社が、1500万円の資本性ローンを借りると、純資産は500万円のプラスとなり、債務超過解消するような資金調達です。

資本性借入金による効果

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資本性借入金の条件とは!?

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1、長期の期限一括償還が基本で利息のみの毎月支払い。15年設定であれば元金を払わず、15年後に一括完済となる、だから資金繰りが当面、楽になる。

2、業績連動型の金利設定が可能であり、業績悪化時は金利が低くなり、業績が上がると金利は高くなります。元金返済が期間内ではなく最後に一括となるので、金利分だけの支払いで済む。1000万円で年率の金利6%であれば年間60万円、15年で900万円の利息。1000万円の資金を活用して15年間の間に900万円以上の利益を叩き出せれば勝ち。

3、無担保、無保証人

金融庁発行の資本性借入金資料
→ http://www.fsa.go.jp/common/about/shihonseikariirekin.pdf

日本政策金融公庫の挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)

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日本政策金融公庫が取扱っている挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)のざっとした概要は以下の通りです。

制度名:挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)

利用限度:4000万円

利率:決算の業績に応じて3区分の利率が適用(0、90%から6、50%)

融資期間:5年1ヶ月以上15年以内

返済方法:期限一括償還(利息は毎月払い)

融資条件の一例

(1)地域経済の活性化にかかる事業を行うこと。

(2)税務申告を1期以上行っている場合、原則として所得税等を完納していること。

日本政策金融公庫の挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)対象URL  
→ https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/57.html

各都道府県市区町村にある資本性借入金の利子補助

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僕は現在、横浜市内に住んでいます。この補助は、横浜市内に事業所または事務所がある創業15年以内の中小企業者を対象としており、利子補給の当該期間に金融機関に支払った利子のうち、融資残高につき年1%を上限に補給してくれます。

横浜市資本性借入金促進事業支払い利子の補助
→ http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/shien/shihonsei/pdf/sihon.pdf

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【実例】RC一棟マンション静岡県伊東市9世帯利回り30%| 毎月100万円キャッシュフロー倶楽部

この記事を書いた人

  • 紺野健太郎
    毎月100万円キャッシュフロー倶楽部長
    キャッシュフロートリッパー Cashflow Tripper

    不動産投資で夢に向かった仲間を集め、不動産投資とライフスタイルの情報共有する『毎月100万円キャッシュフロー倶楽部』を設立。年間300人以上の相談者が訪れる。現在はCashflow Tripperとしてキャッシュフローをつくりながら 自由な時間を持ち、国内外問わずショートトリップ型の旅に出るという新しいライフワークスタイルを送っている。

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